第77期司法修習生及び法科大学院在学生など法曹を目指す皆さん、将来の目標に向けて日々努力されていることと思います。
私たちは、法科大学院出身の若手弁護士が中心となって、法曹養成に関する様々な活動をしている団体「法曹養成ネットワーク」(略称プレネット)です。
プレネットでは、今年も「プロボノマッチング2024」を開催することになりました。プロボノマッチングは、弁護士が関わる公益活動、いわゆるプロボノ活動をしている団体に関わっている若手弁護士に集まっていただき、それぞれの活動内容とその魅力を語っていただくオンライン説明会であり、前回開催されたプロボノマッチング2023には多くの法曹を目指す方が参加され、大いに盛り上がりました。今回は、司法修習生の皆さんも対象としつつ、法科大学院生在学生・修了生など法曹を目指す皆さんに広くご参加いただけるイベントとして開催を予定しています。
法曹を目指す皆さんは、弁護士・法曹になった後にどのような業務をしていくかについてはイメージが湧きつつあると思います。一方で、業務に加えて、弁護士・法曹の公益的活動やプロボノ活動については、興味はあっても、その実態に触れている方は、少数なのではないかと思います。
そこで、私たちは、公益的活動・プロボノ活動のことをもっと知りたい!というみなさんと、日々そのような活動をしている団体に関わっている若手弁護士とを繋ぐことを目的として、このイベントを企画しました。
ぜひ、この機会に弁護士がどのような公益的活動、プロボノ活動に関与しているかを知っていただき、また実際に体験していただくきっかけにしていただければと思います。
一般社団法人法曹養成ネットワーク(略称 PLE-Net:プレネット)
対 象:司法修習生の方、法科大学院生在学生・修了生等など法曹を目指す方
実施日時:4月6日(土)14:00~16:00
実施方法:ZOOMによるオンライン開催
申込方法:以下の申込用フォームからお申し込みください。
○ 特定非営利活動法人 CALL4
代表者 / 代表理事 谷口太規(弁護士)
公式ホームページは こちら から。
【団体・担当者からのメッセージ】
こんにちは。私たちは公共訴訟を支援するNPO、CALL4(コールフォー)です。
みなさんは、公共訴訟というとどんなイメージをお持ちでしょうか。
公共訴訟は、社会生活の中の「おかしいな」を司法の力で変えていく裁判です。
公共訴訟で取り扱う問題は、多くのみなさまにも関係している問題です。
そうした問題を解決する訴訟を、少しずつでもみんなで支えていく、
そんな場を提供したいというのが私たちの思いです。
CALL4では弁護士だけでなく、他の職業や学生のメンバーも多く参加しています。
毎年夏にはインターンも受け入れています。
みんなのための司法の活用方法を、一緒に考えてみませんか。
○ 一般社団法人 BLP−Network
代表者 / 鬼澤秀昌(弁護士)
公式ホームページは こちら から。
【団体・担当者からのメッセージ】
私たちは、企業法務に携わる弁護士を始めとしたプロフェッショナルをつなげ、その知見を結集し、社会的企業やNPO・NGOによる様々な社会課題の解決・新しい社会の創造を支援することを目指す、弁護士等の団体です。
具体的には、①NPO等と弁護士のマッチング(任意団体)、②弁護士同士のネットワークの構築、③書籍やホームページでのNPO等向けの情報発信(法人)といった活動をしています。
弁護士になられた後に①実際のNPO等からのご相談を受けていただけることはもちろん、学生・修習生も②定例会等に参加いただけますので、NPO等に関する情報やNPO等の支援を行っている先輩の体験談等を知ることができます。
また、今年からは③情報発信もより拡大する方針で、皆様のお力を今から発揮いただける場面も多くあろうかと思います。
ぜひ こちら のフォームよりご連絡・入会いただけますと幸いです。社会をより良い方向に変えられる基盤をぜひ一緒に作りましょう!
○ NPO法人 ストップいじめナビ(弁護士チーム)
代表者 / 代表理事 荻上チキ
公式ホームページは こちら から。
【団体・担当者からのメッセージ】
理事・弁護士の小島秀一と申します。私たちは、いじめに関する調査・研究、提言、啓発活動を行い、情報発信等を通じて、いじめ問題の改善・解決に向けた社会的基盤の整備を目的とし2012年に活動を開始した団体です。活動当初よりNPO内に弁護士チームを作り、概ね20人程の弁護士がアクティブに活動しています。具体的な活動としては、中学校等におけるいじめ予防授業、定期的な内部勉強会、社会への発信(国会議員・文部科学省等へのロビー活動、マスコミ向け勉強会等)、シンポジウム、学校との連携、メンバー間の相互協力などを行っています。いじめ問題に関心がおありになる方は、ぜひ説明会にご参加をいただければと思います。また、いじめ予防授業は弁護士でなければ担当できませんが、その他の活動(勉強会等)については、弁護士となる前の体験的なご参加も歓迎いたします。ご興味のある方は、説明会後にご連絡ください。
○ 一般社団法人 東京TSネット
代表者 / 中田雅久・山田恵太
公式ホームページは こちら から。
【団体・担当者からのメッセージ】
東京TSネットは、2013年5月に任意団体として発足し、2015年4月に一般社団法人となりました。「TS」は、「トラブル・シューター(問題を解決する人)」の略称です。地域で暮らす障害のある人が直面するトラブルについて、地域で暮らすトラブル・シューター(TS)がその人に寄り添いつつ、さまざまな関係者を巻き込みながら問題を解決していくというイメージが私たちの目指すものです。メンバーには弁護士のほか、作業療法士、社会福祉士、精神保健福祉士、更生支援コーディネーターがおり、私たちは、特に刑事事件・加害トラブルを中心に対応しています。「罪」と「障害」という2つのスティグマによって社会から排除されがちな、罪に問われた障害のある人たちを支援し、だれもが共に生きることができる社会を目指して活動しています。
また、学生の方に東京TSネットの活動をサポートしてもらい、一緒に「ハザマ」の問題を社会に広めていく取り組みを始めました。活動内容は、各種イベントの運営サポートや企画など様々ですが、時期によっては、私たちの活動や実際の支援をより深く知ってもらう機会として、担当しているケースの裁判傍聴や見学会なども行っています。ぜひ、私たちの活動の一端を知っていただけばと思います。
○ 認定NPO法人 難民支援協会
代表者 / 代表理事 石川えり
公式ホームページは こちら から。
【団体・担当者からのメッセージ】
私たちは、日本に逃れてきた難民への支援を行っている認定NPO法人難民支援協会(JAR)です。「難民の尊厳と安心が守られ、ともに暮らせる社会」を目指し、1999年から活動しています。現在では、年間約70か国、800人の方々に支援を提供しています。
難民は、人として、また難民として、基本的な権利を持っています。たとえば、自由と安全が確保され、命の危険がある母国に送還されず、医食住等が保障されることなど、多岐にわたります。そのような基本的な権利が保障されるよう、私たちは難民一人ひとりへの支援を行っており、またより良い難民保護を目的として、制度のための政策提言や情報発信などにも力を入れて取り組んでおります。
その中でも特に重要と考えていることが、弁護士と連携し、より多くの難民が、適切な法的支援を専門家から受け、難民認定されることです。
母国を追われた難民が失った権利を回復するために、一緒に難民一人ひとりに向き合いませんか。当イベントを機に、弁護士の方々の専門的な力がどのように難民の支援に繋がるか、知っていただけましたら幸いです。司法修習生、法科大学院生のインターンも歓迎です。
▶弁護士によるプロボノ活動の詳細は こちら からご覧いただけます。
○ 鹿児島大学 司法政策教育研究センター
代表者 / センター長 米田憲市
公式ホームページは こちら から。
【団体・担当者からのメッセージ】
当センターでは、「地域に学び/地域に貢献する」ことをミッションのひとつとして、様々な取組みを展開しています。そのひとつが、「離島等司法過疎地に おける法律相談事業」です。2023年度は2024年2月16日(金)から19日(月)の3泊4日で種子島で実施しました。2024年度もほぼ同時期に、鹿児島県内離島での法律相談実習を行う予定です。地域事情や司法機関の事情を学ぶとともに、2日間の法律相談とその検討会を中心としながら、司法過疎地域における法サービスのあり方や法曹の役割を検討します。司法修習生、法科大学院生、若手の弁護士の方を中心に、関心のある方からのコンタクトをお待ちしています。